最新ブラウザ対応について
背景
PexとExGame は次のような Canvas の機能を用いて着色処理を行っていました。
この機能が Canvas 仕様の標準化の過程でなくなり、今後登場するブラウザでサポートされなくなる見込みです。
Chrome43以降で廃止が予定されており Chrome for Android ,WebView, 標準ブラウザへの影響が懸念されています。
推奨される対応
影響範囲のチェック
デベロッパーサイトにて公開されているPex1.2.0のzipファイルに同梱されている以下、確認用ツールにて影響範囲の確認をお願いします。
モデル |
ファイル名 |
---|---|
ExGame |
jj_1.0.19.1_darkerchk.js |
Pex |
pex-1.1.1-chkdarker.js |
サンプルコード
![]() | ExGame起動方法の詳細はこちらを参照ください。 |
![]() | Pex起動方法の詳細はこちらを参照ください。 |
影響のあるFlashコンテンツを発見した場合
描画処理の着色が黒潰れする、画像が消える、など正しく行われなくなる現象が見つかった場合は
新しい描画処理をサポートした Pex 1.2.0 での動作確認が必要になります。
サンプルコード
![]() | 最終的な動作は実機にてご確認ください |
影響のなかったFlashコンテンツについて
Flashコンテンツの作りによっては影響を受けないケースもあります。
その場合は直近の対応は不要となりますが、今後に備えて新しいブラウザ環境への対応コストを軽減するため下記実装をご検討ください。
ランタイムの管理
Android 端末とブラウザ環境の多様化が進んでいるため、端末起因の不具合がこれから多く発生する傾向があります。
そこでブラウザ種別やFlashコンテンツにあわせて最適なランタイムを選択し振り分けるロジックをサーバ側にて実装することで更新対象を絞ることでリスクと
QA工数をを最小限におさえることができます。例えば今回のケースでは「Chrome for Android 40 以上は Pex 1.2.0 を利用する」といった設定に対応する想定です。
ただし運用ルールを更新する必要もでてきますので各ゲームの事情にあわせてご検討ください。
参考資料
Pexのチュートリアル詳細は Pex Textbook documentation をご確認ください。Pexのドキュメント詳細は Pex Documentation をご確認ください。
更新履歴
- 2015/04/30
- Pex1.2.0リリースにあわせてドキュメントを公開しました。